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Win7が起動しないノートPCを修復してみた

先日お伺いしたお客様のところで、新しく購入したPCのセットアップをしました。
その際に、「起動しなくなった前のPCを引き取ってほしい」ということで有難く頂戴してきました。
「Toshiba qosmio T560/T4AB」 という機種です。

さっそく、作業場に戻って起動してみると、真っ暗な画面にカーソルが点滅しているだけで、一向に起動しません。
IMG_2466_R
典型的なHDD内システム認識不可状態ですね。
 今回はお客さまのデータを取り出す必要もない(というか、消去し無くてはならない)ので、遠慮なくリカバリすることにします。この機種で、リカバリを起動するのはキーボードの0キー(テンキーのではなく)を押したまま起動し、BIOS(メーカー)ロゴが出たら離して待つということですが、それでも起動しません。どうやらBoot領域やBCD領域、MBR領域などがダメに成っているみたい。

 そこで、Windows7のシステムディスクから、起動。BCDを作りなおしてみましたが、Windowsを認識しない(-_-;) 一応、Boot、(パーティションを認識しているので、必要ないとは思うが)MBRも修復して再起動。
IMG_2467_R
少しは進展したけど、BCDが逝かれているという表示ですね。でも、BCDはいくら作りなおしてもダメ。ここからリカバリ領域を再度呼びだそうとしましたが、やっぱりダメでした。
ちなみに、不良ブロックなども結構あるようで、チェックディスクでもエラーでまくり。こりゃ微妙だなぁ。

こうなったら最後の手段です。リカバリ領域そのものは生きているみたいなので、EaseUS TodoBackupというツールでリカバリ領域をUSBメモリに対してクローン作成。USBメモリは16GB以上が必要でした。
そして、起動時F12連打でクローンしたUSBメモリから起動。
成功です(・∀・)
無事、リカバリツールが起動しました。
その後リカバリをして、起動するようにはなったのですが・・・
IMG_2469_R

正直言って、HDDに遅延ブロックが多くて、かなりいろいろな作業に時間がかかったり、エラーが出たり・・・
ある程度落ち着いたところで、他のHDDでクローンを作成して入れ替えることにしました。
ま、使えるようになったので良しとします。ジャンクで同機種買っても結構な額しますしね(^^ゞ
HDD代だけで済んだのはラッキーだったかな。

 

スタートアップ修復を繰り返す時:Windows7

Windows7を起動しようとした時、またはフリーズして再起動した後など、
起動>スタートアップ修復か通常起動の選択>どちらを選んでもスタートアップ修復になる>エラー>再起動>ループ
なんてトラブルがあります。
もちろん、スタートアップ修復でちゃんと起動するようになる事のほうが多いのですが、どうしてもループしてしまう場合やスタートアップ修復が長時間終了しない場合などには、別の対応が必要です。


■注意事項

1.キャンセルできないからといって、強制電源OFFはなるべく避ける
 HDD書き込み中に電源OFFをした場合、データの重大な損傷が起きる可能性が高くなります。なかなか終わらないという場合でも、別の暇つぶしや外出をして、半日ないし、一晩程度おいておきましょう。それでも終わっていない場合は、どちらにしろ、HDDの損傷が激しい可能性が高いです。覚悟を持って強制電源OFFをします。

2.何度も繰り返さない
 1,2度スタートアップ修復を行って改善されないようなら、別手段を考える必要があります。それ以上の繰り返しは逆にシステムやHDDの損傷がひどくなってしまう可能性があります。
再起動をキャンセルして、その他の方法を使用する 的なオプションを選択しましょう。
ただし、メーカー製PCの一部ではこのオプションが出てこないことが多いです。
その場合には市販のWindows7システムディスクで起動する必要があります。
なお、32bit版で64bit版OSを修復することはできません。その逆もしかりです。

3.バックアップ前のシステムリカバリーは行わない
一部メーカー製PCではスタートアップ修復後にシステムリカバリを促すことがあります。しかし、バックアップを取っていない状態でシステムリカバリをいきなり行うのは避けましょう。通常リカバリ作業を始めるときには何度も本当にリカバリをするかシステムが確認してきます。落ち着いて画面の日本語を読み、リカバリ作業を中断、もしくは強制電源OFFをしてしまいましょう。

 たとえ、システムが起動しなくてもデータは残っていることが多いです。また、うまくすれば以前のまま新品のHDDでクローンを作成し、起動できるようになる可能性もあります。
 しかし、リカバリを行うとデータ救出はほとんど絶望的となります。金額的にも負担が大きくなり、できたとしてもフォルダ構造やファイル名が戻ることはほぼ無いと思ってください。

以上を踏まえて以下、対処です。
ただし、全ての事象がこのケースに当てはまるわけではありません。また、場合によっては別途市販のWindows7システムディスクが必要になる可能性があります。それと、一部の細かい文章はうろ覚えなのはご了承ください(≧▽≦ヘ)バキッ☆\(-Θ-:)
対処法はいくら親切に記載しても、訳がわからないと思うことが多いと思います。不明な場合にはお目に止まったプロのサポートを呼んだほうが良いです。メーカーサポートなどしかない場合、データは諦めるしかないかも。

■パターン1:スタートアップ修復が数分~数十分で終了する場合

システムの起動用ファイルの破損である可能性が高いです。
まずは「なぜ再起動を繰り返すのか」を見極める必要があります。
そこで、BIOS画面がでたらF8を連打します。黒い画面に白い文字でセーフモードで起動とかいろいろ出てきたら、システム起動時にエラーが出た場合自動的に再起動をしない 的なオプションを選択してください。
通常通りシステム起動が始まり、今度は再起動せずにブルースクリーンのエラーが表示されるかと思います。
残念ながら、ブルースクリーンは全て英語です。さらに、訳の分からない数字などでエラーコードが表示されています。
その内容によって、対応方法を考えます。なお、記載されている英語の対処法をとっても、60%以上治らない可能性が高いです(-_-;)

・x00 xED など
システムのファイル構造が壊れた可能性が高いです。
できれば、なんらかの方法でHDDの不良セクターなどが存在していないか事前に確認して下さい。
ダメージが有る場合にはHDDを交換したほうが早いです。

スタートアップ修復>その他の対処法>コマンドプロンプト
#dir c:\
などで、システムが存在するパーティション(ドライブ名)を特定
#chkdsk ドライブ名 /f

終了したら、再起動して様子を見ます。

・x7E など
ブートファイルやMBRが壊れている可能性が高いです
できれば、なんらかの方法でHDDの不良セクターなどが存在していないか事前に確認して下さい。
ダメージが有る場合にはHDDを交換したほうが早いです。

スタートアップ修復>その他の対処法>コマンドプロンプト

#bootrec /fixboot

無事に終了したら、再起動
ダメなら、
#bootrec /fixmbr

もためす

更にダメなら

#bootrec /fixbcd

をためします(自分の場合、bcdはバックアップをとりますが、割愛します)

これでダメなら、システムが壊滅的にダメージを受けている可能性が高いです。

例外:HDDをPATA(IDE)からSATAに変更した場合 > レジストリを弄る必要があります。
   BIOSでHDDのモードをIDE<ー>AHCI に変更した場合(またはCMOS電池切れなどで変更されてしまった場合)>BIOS画面にて、モードを入れ替えてくだだい

■パターン2:スタートアップ修復が半日以上かかっても終わりそうにない場合

HDDのセクター遅延、損傷が激しい可能性が高いです。スタートアップ修復が一生懸命正常なファイルを書き込もうとしても、HDDに問題があるので、書き込みができない状況です。
この場合にはHDD交換が必要です。
データのバックアップが必要な場合にはPCからHDDを外し、クローンないし、コピーを取る必要がありますが、難しい上にかなり時間がかかります。また、一般的なHDDコピーツールやコピー機ではエラーで止まってしまうものがほとんどです。
もちろん、筆者は何度もそのような状況に遭遇し、データの取り出しを成功させていますが、一部破損ファイルが出ることもあります。

 

パソコンの電源が入らない場合

最近、なぜか多い依頼が「パソコンの電源が入らなくなった」
というもの。

行ってみたところ、本当にまったく反応がないものもあれば、Windowsが起動しないというパターンも有ります。ここでは一切電源が入らない場合のパターンを紹介します。

1.プラグは刺さっているか

 一番単純なパターンですね^^;
サポートセンターなどでは、最初に聞かれると思います。実際、少し動かした際に少しゆるくなった、足で電源タプを蹴っ飛ばして抜けかかっている等が原因? 一見刺さっているように見えても、押し込んでみたらグイッと入ったということはタマにあります。
モニタがつかないという場合などでも同じ原因の場合があります。

2.内蔵電池(CMOS電池)切れ

 パソコンの中にはCMOS電池という電池が入っています。これはパソコンのマザーボードの設定や時刻設定を保存しておくために使用されます。といっても使う電力はたかが知れているので、3~5年はモチます。
デスクトップPCではほぼ全て。バッテリで代用すればいいじゃないと思いがちなノートPCでも一部使用しているメーカーが有ります。
 ところが、これが切れると全く起動しなくなる事が多いです(例外もあります)。これが切れる兆候として「Windowsの日時が起動するたびにズレる」という現象がでます。

また、「電源プラグを抜いている、またはスイッチ付き電源タップを使用して、毎回スイッチを切っている」と電池が早めに切れます。
 電池はコンビニや100円ショップでも売っているCR2032というボタン電池を使用しているものがほとんどです。ただし、昔のMac(PowerMac以前のデスクトップ)や昔のノートPCでは見たこともない電池を使用している場合があります。この場合、電池代は700円~1500円くらいまで高くなる場合が多いです。
 交換にはパソコンのケースを開けたり、場合によっては大幅な分解が必要な場合があります。また、取り外しの際に電池ホルダーを壊してしまう場合もあるので、比較的慎重に作業してください。
電池の電圧は3.1~3.2V以上が目安です。取り外して、テスターで調査してから交換を試してみてください。
自信がない場合には、業者に依頼するのもありでしょう。

3.電源の故障

 この辺りからそれなりの金額がかかってきます。また、自分で作業するにはハードルが一気に高くなります。集会所クエスト上級クラスですね(≧▽≦ヘ)バキッ☆\(-Θ-:)

 購入後5~6年経過しているPCだと、電源ユニットの故障である可能性が高くなってきますね。
多くは電源ユニットの基板にある電解コンデンサというパーツが劣化・故障している場合がほとんどです。一応電源は入るけど、起動しないという場合もありますね(HDDなどに供給する電圧だけが足りなくなるパターン)。
 見分けるには
まず、電源のファンが回っていない事を確認。>ファンが回っているなら電源ユニットは正常である可能性が高い。
後は専用の電圧確認機器を使用したり、ばらしてみたりします。電圧確認をする機械はそれほど高くありませんが、あまり一般の方が買うようなものでも無いですね。

 この場合は電源ユニットを交換するのが手っ取り早いです。が、スリムタイプや一体型だと普通のタワー型より入手が難しい場合が多く、高価ですし、交換も難しいことが多いです。
 お客様の希望によっては内部のコンデンサだけを交換するというサービスもしております。いままで、10件前後は(執筆時まだ創業2年ぐらいなので、こんなものです(T_T))このやり方で対応していますが、100%成功しています。また、すぐにダメになったという報告も今のところないですね。
 このやり方はパーツ代が安く済むのがメリットです。といっても、ちゃんと日本製の高性能なコンデンサを使用しますので、普通のコンデンサよりは高くなります。といっても1個数百円とかですけど(^^;

4.電源スイッチの接触不良

 一応確認したいのが、「電源スイッチ」。これがうまく電源ボタンと連動していない、接触不良などで、うまく通電しないなどの原因である場合が、極稀にあります。

 とりあえず、ボタンを介さずに直接スイッチを押してみて電源がつくかどうかを試してみましょう。
ダメなようなら、ダメ元で接点復活剤スプレーなどをかけて、何度か動かしてみます。
もしあるなら、廃品の電源スイッチをマザーボードの所定の位置に指してみて、動くかどうか試せば、確証が持てますね。電源スイッチには基本極性がないので、ショートなどの危険性はありませんし。
スイッチがない場合にはスイッチ部分の端子をショートさせればスイッチを入り切りできます。
でも、ちょっとハードルが高いかも?
それでもダメな場合は、ちょっと面倒です。
 電源スイッチはある程度バラせるなら汎用部品でいけるパーツなのですが、メーカー製PCの場合は組み込みパーツになっていて、容易に手にはいらない場合があります。
・なんとか型番をしらべて、アメリカから輸入する
・中古で安く入手して流用する
・無理やり汎用パーツを取り付ける
などの対処法が一応あります。
本当はメーカーがパーツごとに売ってくれれば良いんですけどねぇ・・・

5.その他、マザーボード等の故障

 電源も問題ないならそれ以外の問題となります。
 マザーボード本体、メモリなどですね。
とりあえず、マザーボードのBIOSアップデート、メモリの付け直し(可能なら一時的な交換)などを試します。
CPUがダメな場合は電源ぐらい入ったり、ビープ音がなったりするので、あまり考えられないかな。
 いずれもダメとなると基本買い換えたほうが安くなる場合が多いです。メーカーによってはマザーボードに付いているLEDの点灯具合やビープ音で確認できることもありますが、ファンが回っていたり、ビープ音が出るということは電源自体は入るはずなので、ちょっと今回の趣旨からは外れていますね。

以上パソコンの電源が入らない場合の傾向と原因と対策でした。