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マザーボードの修理

マザーボードが故障することは、稀にありますが、もっとも多いのがコンデンサの不良です。特に2005年前後のPCまたは5年以上経過したPCなどによく見られます。
そこで、今回はマザーボードのコンデンサ交換を紹介してみようと思います。

1.不良コンデンサの確認

こちらが今回交換するコンデンサの写真。コンデンサの中でも「アルミ電解コンデンサ」というパーツです。
コンデンサは中に電気を貯めこむことで、電気の整流や周波数コントロール、直流から交流への変換などに利用されます。
このアルミ電解コンデンサは容量は大きなものが作れるのですが、経年劣化すると膨張したり、なかの電解液が漏れてきたりします。こうなると使い物になりません。
以下の写真にいくつか交換対象の電解コンデンサがありますが、お分かりになるでしょうか?

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2.コンデンサの取り外し

不良のあるコンデンサは取り外して、あらためて新しいものに交換します。コンデンサには容量や耐電圧がありますので、ちゃんと確認しましょう。確認しづらい場合には、一度取り外してからパーツを購入することになります。一気に作業できるかできないかぐらいの差ですけどね。
マザーボード用には超低ESRアルミ電解コンデンサを使用します。つまりノイズがものすごく少ないということですね。また、日本製を選ぶのが良いです。おおよそ故障で上がってくるのは昔の台湾製です。LSIやCPUでは韓国に遅れを取っていますが、こういった細かいパーツはまだ日本製の信頼性が世界一高いですね。
 今回、新しく購入したのは日本ケミカルの6.3v1800μFという規格になります。

・コンデンサはハンダで固定されているので、それを溶かして抜いていくことになります。ただ、長年経過している上に、マザーボードなどに使用されている無鉛はんだは非常に溶けづらいです。というか、まず溶けません。
 そこで、まず呼び水的にハンダの上からハンダを盛ってやります。

・続いて、コンデンサを片側に軽く押しながら、コテを当ててやります。うまく溶けたら、クイッとずれてくれます。これを左右で繰り返します。ある程度抜けたら、ハンダ吸い取り器などでハンダを吸い取ってやります。でないと、ハンダが穴を埋めてしまって、苦労します^^;
 ハンダは柔らかいので、穴が埋まってしまったら、0.5mm程度のピンバイスで穴を開けても良いかも。大きめの100円ショップでも口径固定のタイプが売っています。

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こちらが取り外したコンデンサ。一つは液漏れしてますね。当然電解液がマザーボード側に付いているので、無水アルコールを染み込ませた綿棒で丁寧に綺麗にしてやります。

3.いよいよ交換。そして起動

あとは新しいコンデンサに交換するだけです。
ただし、通常電解コンデンサには極性(+-ね)があるので注意。コンデンサ本体の白いラインが入っている側がマイナスです。

すべての作業が終わったら、再度組み付けし、起動します。BIOS画面が出てきたら、成功です。

マザーボードは多層になっている上に、細かい配線が縦横無尽にはしっています。傷つけてしまったら当然起動しなくなります。コンデンサのパーツ代は1つ100円前後と安く済むのですが、繊細な作業となりますので、ハンダ付けにある程度慣れてから行うのが良いでしょうね。あと、道具の良し悪しは重要です。

できれば、
温度制御はんだこて

3C型こて先

こて台

自動はんだ吸取器
(これは普通のハンダ吸い取り器やハンダ吸い取り線でも可)

なんかを揃えると、とっても便利。とくにハンダごては温度調節付きでないとどんなハンダ作業もあまりうまくいきません。
まぁ、こんな作業をやろうという人は、たいていハンダ付けに慣れている人でしょうけど(^^;

 

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